【レギュレーションF(ダブル)】3犬手動晴れビート(PJCS本戦惨敗、てるチャレオフライン#7ベスト8)

1.はじめに

 レギュレーションF、PJCS本戦お疲れ様でした。今年は惨敗オブ惨敗でいいところがなかったですが、せっかくなので3ヶ月レギュレーションFに向き合って考察した結果を書き記しておこうと思います。
 正直、今年は考察のスタートが誤っていた感が否めないですが、、この失敗は来年に活きることを信じて。

本構築の戦績
 PJCS本戦:8-12 大爆死
 てるチャレオフライン#7:ベスト8(予選:5-2、トナメ:2-1)
 シーズン17 R1965 最終21位
来年はこんな悲しみを背負わない。。

2.構築経緯

今回はいつもよりは簡単に、、

(1)構築の始点 エンテイの採用

 レギュレーションFというルール、アーキタイプが様々あり本当に難しいルールでした。スタートをどこに置くか、とても難しかったのですが、今回の構築の始点は「フェアリー耐性の高種族値ポケモン」でした。
 レギュレーションFにおいては、言わずもがなフェアリーの一貫が凄まじい環境で、ハバタクカミが過去レギュレーションよりも最大値が高いと感じていました。要因としてはタケルライコを筆頭にドラゴンタイプで強力なポケモンが追加されたこと、パオジアン、ウーラオスなどフェアリー弱点の環境トップが多いこと、そして最後がガオガエンがプールに存在すること、あたりが挙げられると思います。特に、ガオガエンが環境をややこしくしていると感じていて、サイクルパーツ(とんぼがえり、すてゼリフ)、ねこだまし、ほのおタイプ、など欲しい要素は兼ね備えている一方で、ほのおタイプなのにフェアリーが等倍で、パーティのフェアリーの一貫をとても大きなものにしている点に微妙さを感じていました。そのため、ハバタクカミのメタを意識し、フェアリー半減のポケモンから構築をスタートすることにしました。
 数値の高いほのお、はがねタイプを探し、今年はエンテイに人生を賭けることにしました。エンテイの魅力は、「ほのおタイプで耐久も並程度にはあること」の他に、「しんそく、せいなるほのおなど強い物理技を使えること」、「せいしんりょくのおかげでガオガエンのいかく、ねこだましの妨害を受けないこと」にあり、初手投げをしやすいと感じました。そこで、エンテイを最大限活かせるように構築するように考えました。
 最終的には、ハバタクカミを晴れてなくてもワンパンできるよう、こだわりハチマキをもたせる運びとなりました。

(2)エンテイの相棒 ハバタクカミの採用

 エンテイを使っていて、不利に感じる要素がいくつかあり、それを解消する動きを隣で実現することを目指します。エンテイで厳しいと感じた要素は以下の通りです。
・ウーラオス(れんげき)、オーガポン水などのみず打点
・化身ランドロスなどのじめん打点
・S操作系(特においかぜ)
 上記を解消するには、世界大会でも使った、「手動晴れギミック+S操作」がピッタリハマると考えました。手動晴れとして筆頭候補に上がるのがトルネロスですが、タケルライコの存在があまりにも厳しく、安定して勝つことができませんでした。そこで、高速でにほんばれが可能であるSブーストハバタクカミを2枠目に採用することになりました。ハバタクカミを採用することで、ハバタクカミ+エンテイが相手のねこだましを無効化できるため、初手としての安定感が飛躍的に増しました(その代償として、おいかぜ+高速アタッカーへの切り返しが厳しくなりました…)。サポートに寄せたハバタクカミ、エンテイで相手を荒らしつつ裏に繋いでいく、という構築のコンセプトが少しずつ固まっていきました。

(3)基本選出の確定 後発:パオジアン+タケルライコ

 初手の枠が決まったため、裏に置くスイープ要因を決めます。初手のS操作が乏しいこともあり、この枠に求められる要素はかなり厳しいものとなりました、、
・S操作がなくても戦えるコマ=先制技ビート or 高いすばやさ
・対タケルライコへの打点
・みずタイプへの打点、ウーラオスへの安定した後投げ
・行動保証のあるポケモンきあいのタスキとつげきチョッキ高耐久など
 上記を満たしつつ、汎用性の高い駒としてパオジアン、タケルライコ@とつげきチョッキを採用することになりました。パオジアンとエンテイを並べることでパオエンテイもできますし(あまりやりませんが…)、パオエンテイを警戒した選出を相手はしてくれるのでシナジーがありました。タケルライコについても、前のめりなパーティの耐久を支えてくれると共に、手動晴れによる火力アップの恩恵を受けることができ、自身も先制技ビートの流れに参加できるので非常に噛み合っていました。

(4)補完枠の選定 ゴリランダー、ウネルミナモ

 残りで、基本選出で勝てない構築への対策枠を検討します。特に苦しかったのが主に以下の構築です。
・ウガツホムラ、エンテイ、炎オーガポンといったほのお系統
・ディンルー
・イエッサン絡みのトリックルーム
・ガチグマ(原種)+クレセリア

 まず、イエッサン絡みのサイコフィールド系の構築とガチグマ(原種)に抗うためにゴリランダーの採用は確定しました。ただし、とつげきチョッキがすでに余っていなかったため、似たような使用感になるオボンのみを採用しました。
 残る1枠で対ほのお系統を対策しつつ可能であればガチクレセ、硬いじめんタイプにも抗いたいです。元々はこだわりスカーフを持ったウーラオスを採用していましたが、自分で晴れがしにくくかったり、そもそもみずウーラオス1匹だと抗えなかったりで色々と不満があり、最終的にはウネルミナモ@こだわりメガネとなりました。ほのお、ディンルー系統にハイドロスチームで圧力をかけられるのはもちろんのこと、対ガチグマ相手にもハイドロポンプでワンチャン掴める構成になっている点が評価点です(なお魂のハイドロポンプを無限に外した模様)。味方の晴れを邪魔しないみずタイプは唯一無二の性能で、なかなか良かったと思います。
3犬が揃ったことで構築の見た目がオシャレになりました。



<わいらパオエンテイ

<わいら3犬ブラザーズ!

<わいら古代ポコモンズ!

<僕は…?

 

3.個別解説

ハバタクカミ

とくせい:こだいかっせい
せいかく:おくびょう
実数値 :143(100)-×-94(148)-156(4)-156(4)-205(252+)
わざ  :でんじは、にほんばれ、こごえるかぜ、ムーンフォース
もちもの:ブーストエナジー
テラス :くさ
配分意図
・S:最速
・H:16n-1(今時16n-1調整が古いとか禁句!見栄えが良くて精神が安定するからってだけです!!)
・B:あまり(A189パオジアンのふいうち耐え、A172パオジアンのつららおとし耐え)
その他
・正直、このポケモンで手動晴れをするコンセプトが正解だったのかは最後までわからなかったです…(というか、エンテイの次に手動晴れ、というアプローチに至ったのが違ったのかなと思ってます)。ただ、トルネロスよりは正解であったとは思います。エルフーンほとんど試してなかったけど、手動晴れのアプローチの正解はエルフーンだったかもしれないですね。ハバタクカミ自体は強かったのですが、このポケモンを一番強く使えるこだわりメガネ型との両立ができない点、相手のおいかぜ+高速アタッカーに非常に窮屈な動きを強いられる点が、構築の限界を感じました。本番想像以上にトルネロス多かったですし。。

エンテイ

とくせい:せいしんりょく
せいかく:いじっぱり
実数値 :193(20)-176(196+)-108(20)-×-98(20)-152(252)
わざ  :しんそく、じだんだ、フレアドライブ、せいなるほのお
もちもの:こだわりハチマキ
テラス :くさ

配分意図
・S:準速(準速いちげきウーラオス意識)
・H:16n+1(ゴリランダーのグラスフィールド意識)
・B:カイリューのわざわいのつるぎA204ノーマルテラスこだわりハチマキしんそくの乱数が乱数25%
・D:あまり
※HBD中途半端に降っていて非効率な配分であることはわかるんですけど、H191とか193が好きな病気にかかってるんです、許してください。。
あと、補正箇所11n大好き病も患ってます。。
その他
・元々HAベースで使っていましたが、どんどん素早さが早くなっていき、最終的には準速になりました。硬いポケモンが好きですが、この構築においてはウーラオスの上からせいなるほのおを押せるか否かが大きく、準速まで引き上げざるを得ませんでした。
・くさテラスはじめん、みずタイプに行動保証を買えるテラス、という使い方もしますし、それ以上に大きかったのはモロバレルのキノコのほうしやいかりのこなを無視できる点が偉かったです。
・こだわりハチマキはとつげきチョッキが余っていないことによる消極的な採用も理由の一つではあるのですが、一番はハバタクカミを晴れていなくてもワンパン可能なところに魅力を感じました。ひろきんぐさんといえばこだわり脳筋ゴリラ、ということもあり、今回は主役のエンテイにこだわりハチマキを持たせてみました。正直、エンテイは勝ち馬とは言い難いポケモンでしたが、独自の強さもあり、レギュFをこのポケモンと走り抜けたことに後悔はありません。
フレアドライブはリキキリン等にあと一歩押し込みが必要なタイミングで使う技として採用しました。にほんばれ+せいなるほのおで足りない相手に一矢報いるためのゴリラドライブ、強い。

 

パオジアン

とくせい:わざわいのつるぎ
せいかく:いじっぱり
実数値 :155-189(252+)-101(4)-×-85-187(252)
わざ  :まもる、ふいうち、つららおとし、せいなるつるぎ
もちもの:きあいのタスキ
テラス :ステラ

 

タケルライコ

とくせい:こだいかっせい
せいかく:ひかえめ
実数値 :229(228)-×-112(4)-198(180+)-111(12)-106(84)
わざ  :じんらい、エレキネット、10まんボルトりゅうせいぐん
もちもの:とつげきチョッキ
テラス :フェアリー
配分意図
・C:11n
・S:S無振りゴリランダー抜き
※でんじは or こごえるかぜ2回で最速136族(テツノツツミ、一つ下のパオジアン&ハバタクカミ)抜きを意図した104で非トリックルーム下でゴリランダーにワンチャンとるためにSを少しだけ上げました。また、こごえるかぜ一回で準速悪ウーラオスが抜けるのも意識しています。
・H:奇数
・D:あまり
その他
・上位勢は火力のあるタケルライコ、HBタケルライコを使っている方が多く、正直構築にはそっちの方がハマったかなあ、とも思い考察不足を感じています。一方で、ラストの対面でこだわりメガネハバタクカミと当たった際の切り返しにとつげきチョッキが有効に働いているのは紛れもない事実ですし、でんき技3種はどれも採用が必要であったため、とつげきチョッキであることはやむなしなのかなあ、という気もしています。
・エレキネットはS操作だけでなく純粋に全体技としても強く、10まんボルトの安定打点も後半は欠かすことのできない技、と感じるようになりました。採用理由のじんらいも切れず、結局今回はとつげきチョッキが正解だったかも、という気もしてポケモン難しいです。。

 

ウネルミナモ

とくせい:こだいかっせい
せいかく:おくびょう
実数値 :189(116)-×-111-169(188)-103-170(204+)
わざ  :ハイドロポンプかえんほうしゃりゅうせいぐん、ハイドロスチーム
もちもの:こだわりメガネ
テラス :はがね
配分意図
・S:最速ランドロス(に加えてガブリアス)抜き
・C:Sブーストになる最大値
・H:あまり
※ウネルミナモはCSで使うのは耐久が正直心許ない、という思いがあり、CSを少し落として耐久に振りました。CS落とした弊害はあまり感じませんでしたが、耐久の恩恵もあまり感じていないような気がします。。
その他
ウネルミナモは全体的に意味不明なので補足(意味不明な構成の言い訳)します。
まず、ウネルミナモを使う上で気になったのが、晴れていない時のスペックの低さです。晴れていない時のハイドロスチームが威力80の単体バニラ技で、お世辞にも強いとは言えないポケモンです。また、耐久も今ひとつで、パオジアン、タケルライコ、ゴリランダーの先制技でごっそり持っていかれ、火力もイマイチで、何度か試してその度にクビにする、を繰り返していました。そこを解決するためのアプローチが、こだわりメガネ+ハイドロポンプとなります。ハイドロポンプ採用で、晴れていない時でも高い水打点で押していけるため、活躍の幅は広がったと思います。特に対ガチクレセにおいては、ハバタクカミを選出する余裕がないため、すのハイドロポンプガオガエンやガチグマに致命傷を負わせることのできるハイドロポンプ(当たれば)非常に有効に働きます(実際は当たらない)
テラスタイプは、構築的にドラゴン2枚で後発ハバタクカミがしんどく、フェアリー半減が必須の要件でした。また、対ガチクレセにも使う、ということでガチグマのからげんきを返せるはがねとしました。副産物として、イエッサン系列の面倒な対面でも一度はがねテラスで耐える権利をかえるようになり、いい選択だったと思います。

 

ゴリランダー

とくせい:グラスメイカ
せいかく:いじっぱり
実数値 :207(252)-176(116+)-111(4)-×-106(124)-107(12)
わざ  :ねこだましウッドハンマー、10まんばりき、グラススライダー
もちもの:オボンのみ
テラス :ほのお
配分意図
・H:ぶっぱ
・A:11n
・S:味方のタケルライコ+1
・D:あまり

 

4.選出例

基本選出

先発:
後発:

基本選出兼最大パワー選出。エンテイをにほんばれ or でんじはで守りながら相手を削っていき、裏のパオジアンとタケルライコでスイープしていく。テラスはタケルライコに切ることが多い。

 

対ほのお(エンテイ、オーガポン、ウガツホムラ)

先発: or

後発: or

ハバタクカミ+エンテイだと相手のほのおを全く触れないので、ウネルミナモをぶつけて倒す。取り巻き的にウネルミナモを初手に出すことが厳しい場合はエンテイ前、ほのおと初手から相対して動けそうならウネルミナモを前、という形。

 

対ディンルー+サンダー

先発: or

後発: +  or

なるべくサンダーにコーチングさせないように立ち回りたい。ウネルミナモから入る時はサンダーへ集中、エンテイから入る場合は気合いでディンルーを燃やします。正味辛い。

 

対ガチグマ+クレセリア

先発:

後発: + 

これもとても辛い。相手のトリックルームは許していいので、基本はクレセリアの横を叩く(基本ガオガエンクレセリアなので、ハイドロポンプガオガエンにします)。ガチグマが動くタイミングでウネルミナモのはがねテラス+こだわりメガネハイドロポンプをぶつける。外したら負け。いっぱい外した…。

 

対イエッサン系統

先発: or or
後発:

よくわかりませんが、ゴリランダーで丁重にサイクルしましょう。タケルライコさんに頑張ってもらいましょう。

 

5.VGC2024の振り返り

 世界大会終わった後も精力的にポケモンに取り組んでいたのですが、正直今年は全然勝てませんでしたね、、レギュレーションFというルールが非常に難しかったです、、
結局、予選3回のうち初回の補欠合格以外はボーダーライン到達できなかったことが実力不足を物語っていますね、、せめて、予選はちゃんと抜けられるような構築は作れるようになりましょうね。。
 予選やっていて思ったのは、有象無象に取りこぼしたり、仮想敵も動きが噛み合わず落としてしまったり、という点が多く、安定して勝てなかったことです。噛み合いで勝てないのは正直構築もプレイも弱かった裏返しではあるのですが、一方で本質情報が色々な媒体で発信され、構築や立ち回りの平均レベルが上がっており、年々勝ちにくくなっているなあと思いました。正直、150人の予選抜けることすらあまりに苦しいので、来年大丈夫かと早くも不安です。。
 本戦は、苦手としていたウガツホムラ軸を2試合連続で引いてボコられた後、ハイドロポンプやせいなるほのおを外して4連敗スタートで心が一瞬で折れました。。マッチングもスタンというよりはあまり見ない構築も多く、初見殺しを多く踏んでしまったのですが、本質は構築コンセプトが間違ってたかな、と思いました。今回はせいなるほのおの単体打点がベースになっているので、まもるの噛み合いが発生して、そこで噛み合わなくて負ける、という試合が多かったので全体技ベースの構築でプレイ難度を下げることが必要でした。また、Sブーストのハバタクカミとエンテイを並べることで、相手からもエンテイでパワーを出すことがわかりやすく、想定外のルートでエンテイが出落ちすることもあり、そのままずるずる負けにつながる、という試合展開も多々ありました。
 また、本戦終わった後の構築を見て、手動晴れ、というコンセプトは概ね知れ渡っていて、簡単に通せて勝ち、という環境でもなかった点もあまり良くなかったなあと。後発ウガツホムラ、という考え方もあまり認知していなかったですし、単純に上位環境の理解度が不足していました。また、タケルライコの理解もとつげきチョッキから進んでいなかったため、今年は情報面でも差をつけられていたと感じました。来年の取り組みは改めないといけないですね…。

 

6.SDテキスト

Flutter Mane @ Booster Energy  
Ability: Protosynthesis  
Level: 50  
Tera Type: Grass  
EVs: 100 HP / 148 Def / 4 SpA / 4 SpD / 252 Spe  
Timid Nature  
IVs: 0 Atk  
- Icy Wind  
- Sunny Day  
- Moonblast  
- Thunder Wave  

Entei @ Choice Band  
Ability: Inner Focus  
Level: 50  
Tera Type: Grass  
EVs: 20 HP / 196 Atk / 20 Def / 20 SpD / 252 Spe  
Adamant Nature  
- Flare Blitz  
- Extreme Speed  
- Sacred Fire  
- Stomping Tantrum  

Raging Bolt @ Assault Vest  
Ability: Protosynthesis  
Level: 50  
Tera Type: Fairy  
EVs: 228 HP / 4 Def / 180 SpA / 12 SpD / 84 Spe  
Modest Nature  
IVs: 20 Atk  
- Electroweb  
- Thunderbolt  
- Thunderclap  
- Draco Meteor  

Chien-Pao @ Focus Sash  
Ability: Sword of Ruin  
Level: 50  
Tera Type: Stellar  
EVs: 252 Atk / 4 Def / 252 Spe  
Adamant Nature  
- Protect  
- Icicle Crash  
- Sucker Punch  
- Sacred Sword

Walking Wake @ Choice Specs  
Ability: Protosynthesis  
Level: 50  
Tera Type: Steel  
EVs: 116 HP / 188 SpA / 204 Spe  
Timid Nature  
IVs: 0 Atk  
- Hydro Pump  
- Draco Meteor  
- Flamethrower  
- Hydro Steam  

Rillaboom @ Sitrus Berry  
Ability: Grassy Surge  
Level: 50  
Tera Type: Fire  
EVs: 252 HP / 116 Atk / 4 Def / 124 SpD / 12 Spe  
Adamant Nature  
- Fake Out  
- High Horsepower  
- Wood Hammer  
- Grassy Glide